Q:無痛分娩は安全でしょうか? |
A: 現在アメリカ、フランスでは80%以上が無痛分娩となっています。母体や胎児に対しては硬膜外麻酔の麻酔薬が悪影響を及ぼすということはありません。 最近、中山美穂さんなどフランスでお産をする人が増えています。これもフランスでは、無痛分娩が一般的に行われているためです。 |
Q:利点は何ですか? |
A: 全身麻酔ではありませんので、意識も普通にあります。陣痛の痛みが緩和され、子宮の筋肉を和らげることにより、赤ちゃんに十分な酸素を供給でき、赤ちゃんが酸素不足になることを防ぎます。 |
Q:分娩時間は長くなりますか? |
A: 陣痛の痛みは緩和されていますが、子宮の収縮は持続しています。さらに麻酔によって骨盤の筋肉、産道の筋肉が柔らかくなって赤ちゃんが通りやすくなりお産の時間は短くなります。 |
Q:その他にどのような場合に行われるのでしょうか? |
A: 陣痛の痛みから来る血圧の上昇を防ぐことができるので血圧の上昇した妊娠中毒症の人には最良の方法となります。また、どうしても分娩が進まない場合に緊急な帝王切開を行う場合にも麻酔薬の濃度をあげることで素早く対応ができるというメリットもあります。また、分娩や手術後の後陣痛や疼痛の除痛にも使用されています。 |